ペロッ…これは…!

ローテを失ったローテ勢

【ローテ】 ニャオマンダ構築

シーズン12~17の間使い続けたニャオニクス+メガボーマンダ軸の構築です。

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S12:最高レート1804
S13:最終3位 レート1802
S16:最終2位 レート1800
S17:最終8位 レート1800

 

【構築】

 

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ボーマンダ@ボーマンダナイト
特性:威嚇→スカイスキン 性格:慎重
技:恩返し/地震/龍の舞/羽休め
実数値 201(244)-155-100-*-135(180+)-131(84)
メガ後 201(244)-165-150-*-146(180+)-151(84)

構築の軸である慎重HDメガボーマンダです。
ガルーラを使っていた際、相手のボーマンダが羽休めを持っていたら負けるという状況が多々あり、羽休めを持ったボーマンダは強いと思っていました。
しかし実際にはAS振りだとそこまで耐久がないため羽休めでアドが取れることは少なく、状況を選ぶ技であると感じました。
そんな時に見つけたのがシングルの慎重HDボーマンダの記事です。
自然に羽休めが採用でき、サイクル適正があり、無理やり舞うことも出来ると聞いてこれはローテで強いのでは?と思い構築を考えることにしました。

S調整はメガ後準速サザンドラ抜きです。
メガ後最速80族抜きで使用していたところ、最速ギャラドスと同速で困ったため1上げ、さらに準速サザンドラ抜きまで上げたいと思い4上げました。
残りは全てHDに振りました。
HP201、B150、D146という積みエースとは思えない硬さです。
しかし、A無振りなので2舞しないと恩返しでメガガルーラガブリアスに対して確定一発を取れません。
また、ボーマンダ同士の積み合いは基本的に不利です。
さらに滅びの歌にとても弱く、ボーマンダに合わせられると惨敗します。
慎重HDではなくても良いのではないかと何度も思いましたが、この耐久に助けられたことも何度もあったのでこのまま使い続けました。

このボーマンダを他のポケモンでサポートしながら、舞って全抜きすることをコンセプトとしています。

 

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ニャオニクス@光の粘土
特性:悪戯心 性格:図太い
技:欠伸/癒しの鈴/リフレクター/光の壁
実数値 181(252)-*-149(244+)-*-103(12)-124

ボーマンダをサポートする壁要員です。
壁構築は非常に安定する構築であるということ、壁を張ることでHDボーマンダの"無理やり舞える"という利点をさらに活かせるということを考えて採用しました。
クレッフィの方がボーマンダとの相性補完は良いですが、癒しの鈴という技の存在がニャオニクスの採用を決定づけた最大の理由です。
HDマンダにとって状態異常はどれも嫌なので、後出しで対応出来る癒しの鈴はとても相性が良く、状態異常でボーマンダを止めにくるパーティに対して圧倒的に強くなります。
欠伸は終盤の詰め、厳しい状況での勝ち筋の開拓に使える強い技です。

HBは意地メガガルーラの壁無しグロウパンチと壁有り+2捨て身タックルを耐えるラインですが、見ての通りほぼHBぶっぱなのであまり意味はないです。

性格を穏やかにしてH252D156振ると、ギルガルドシャドーボールを耐えることが出来ます。
苦手なシャンデラシャドーボールも耐えることが出来て良いのですが、ガルーラの捨て身で死んだりクチートのじゃれつくが低乱1発になったりするので、何とも言えません。

ニャオニクスの行動回数は勝利に直結します。

 

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ゲッコウガ@命の珠
特性:変幻自在 性格:陽気
技:冷凍パンチ/蹴手繰り/水手裏剣/ダストシュート
実数値 147-147(252)-88(4)-*-91-191(252+)

ニャオニクスがフルサポートである以上、技範囲が狭まってしまうので無理やり技範囲を広げるべく採用しました。
構築を組んだ当初は、序盤に択当てゲームして早々に散りエースのボーマンダを裏から出すという立ち回りが多かったですが、最近では裏において詰め要員として働いたりもしています。
意地アローを抜け、陽気アローに抜かれます。

 

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ヒードラン@食べ残し
特性:貰い火 性格:控えめ
技:火炎放射/ラスターカノン/身代わり/守る
実数値:195(228)-*-126-187(156+)-126-113(124)
※上記の数値は理想値ですが実際には非理想個体を使用

ボーマンダとの相性補完が良く、ゲッコウガでは打点が持てないクチートギルガルドへの打点として採用しました。
しかし火炎放射ではギルガルドは落とせないどころか、身代わりを使われることすらあります。
弱点保険のケアも考えるとギルガルドに攻撃しにくいのであまり良くないです。
しかし、ギルガルドは削れてさえくれればわりとどうにでもなるということ、自分が命中不安技が大嫌いだということで火炎放射のまま使用しました。
この構築で一番技を変えているポケモンで、大地の力を採用していたり真面目に吠えるを採用していたりしましたが、最終的にはこの構成に落ち着きました。
主にクチート軸に対して選出していくので、トリックルームを枯らせる身代わり守るは便利でした。

調整は適当です。
H16n+3、C11n、残りSというとても適当な振り方をしているので、もっと良い調整はあると思いますが、いまいち良い調整が思いつかなかったのでこのまま使用しました。

 

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ボルトロス@拘り眼鏡
特性:蓄電 性格:控えめ
技:10万ボルト/めざめるパワー氷/気合い玉/悪の波動
実数値:155(4)-*-90-216(252+)-100-153(252)
※上記の数値は理想値ですが実際には非理想個体を使用

ローテ界の便利ポケモンである霊獣ボルトロスです。
電気と地面を無効、飛行を半減というのは耐性はとても良いですね。
持ち前の火力で削りたい相手を大きく削るのが役割です。
前述のヒードランが弱点保険ギルガルドのケアを出来ないということで、よくギルガルドに10万ボルトを撃っていました。
控えめ眼鏡だと10万ボルトでH振りメガクチートが5割くらいで落ちる火力が出ます。
技はほぼ10万ボルトしか使いませんが、めざ氷と悪の波動はたまに使えます。

 

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ナットレイ@拘り鉢巻
特性:鉄の棘 性格:勇敢
技:ジャイロボール/パワーウィップ/大爆発/種爆弾
実数値:181(252)-160(252+)-152(4)-*-136-22(-) ※最遅個体

雨パメタになり、スタンにも強い鉢巻ナットレイです。
ボーマンダヒードランでは受けられない岩タイプに対して耐性と打点があるので、バンギラスドサイドンを見たら選出しています。
鉢巻ナットレイの技構成はわりと個人差があると思いますが、自分はこうなりました。
PGLを見る限りタネマシンガン派が多いようですが、タネマシンガンが通って身代わりを使うポケモンガブリアスくらいしか思い浮かばないので、誰に撃つんだろうっていつも思っています。
ナットレイで草技を選びたくなるような相手には種爆弾で事足りると感じました。
パワーウィップと大爆発はそれぞれ1度しか選んだことがないので、アイアンヘッドでも良いと思います。

【選出】

基本的にニャオニクスボーマンダは選出します。
ボーマンダが苦手な相手しかいない場合、明らかに壁を張る必要がない場合のみ出しません。

まずボーマンダを先に出すか裏に置くかを決めます。
ボーマンダで早く積みたい場合には先、そうでない場合には裏で良いと思います。
他の二匹は刺さっているポケモンから出します。

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これを基本選出にするつもりでこの構築を組みました。
ゲッコウガで暴れて早めに倒させ、裏からボーマンダを出して積んで抜いていきます。

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上のゲッコウガの使い方では安定しないため、安定を求めるとこうなりました。
こちらの方が安定して好みでしたが、最初の三体で対処できないポケモンが多いので強い選出ではないです。

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対ガルーラスタンへの選出です。
だいたいナットレイが刺さります。

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クチートシャンデラへの選出です。
だいたい相手のもう一体はサザンドラなのでボーマンダは舞わずに戦えます。

 

【重いポケモン

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シャンデラ
すり抜けで壁を貫通してニャオニクスを一撃で倒されます。
他のポケモンシャンデラに有利と言えないので、どうしても負担がかかってしまいます。
だいたい襷を持っているので1回は動かれてしまいますが、どうにか行動回数を1回に抑えてニャオニクスシャドーボールを当てられないようにしないと、先の展開が厳しくなります。

 

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・カイリキー
爆裂パンチを無効に出来るポケモンがおらず、スカーフだとゲッコウガでしか上を取れません。
ゲッコウガでは1発で倒せないので、確実に1匹は混乱してしまいます。
加えてこちらのボーマンダが舞わないと遅い上に弱いので、どのタイミングでも自傷してしまうと厳しくなります。
運が良ければ勝てますが、だいたい勝てません。

 

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・サンダー
追い風でボーマンダの上を取り返される、追い風がなくともボーマンダでは倒しにくいなどとボーマンダに強いポケモンです。
ボルトロスで削ってから倒すのがおそらく一番綺麗な処理ルートです。
静電気サンダーにはほとんど負けました。

 

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エルフーン
先制追い風に加えて、先制アンコールも出来ます。
ニャオニクスが壁を張ってボーマンダが舞うとアンコールが一貫してしまいます。
挑発があるとそもそも積む前に止められるので、パーティのコンセプトが崩壊します。
一度すり抜け眼鏡エルフーンボーマンダを葬られました。
何かと厳しいので、相手にいるときは常に警戒しなくてはいけません。

 

【使用感】

非常にパーティパワーが高く、安定感のあるパーティでした。
命中不安技はダストシュート・気合い玉・パワーウィップしかないですし、気合い玉とパワーウィップは使っていないので実質ダストシュートのみです。
追加効果を引かれても癒しの鈴で対応出来たり、トゲキッスに強い構築なのでトゲキッスが全然出てこなかったりと、そこそこストレスフリーに戦えました。

 

以上です。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。